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特集連載1:サーバ基礎知識編 マネージドホスティング活用講座
発信日 2010/8/4
第4回 トラブル発生の前に読む解決のヒント 〜サーバ障害を解決する鍵は、原因を知るべし〜
ホームページは運用が大切! 安定したサービスを維持するには?

 企業が提供するホームページは、定期的な更新も大事ですが、快適に見てもらえる状態を維持すること、つまりWebサーバの運用が何より重要なことになります。

 しかし、様々な原因によって、サーバがダウンしてしまうこともあります。そこで今回は、安定したサービスを維持するためにはどうすべきか、そのポイントを探っていきましょう。

 サーバをダウンさせてしまう原因としては、設備やハードウェア、ネットワーク、ソフトウェアなどの原因が考えられます。
主なチェックポイント
設備
サーバルームは、一定の温度が保たれ、熱対策がとられているか?
十分にサーバの電源が確保されているか?
ビルの設備点検などでサーバが止められることはないか?
停電や地震などでサーバが止まることはないか?
第三者が勝手に入り込んで、操作されることはないか?
ケーブルが入り組んで、混線してしまうことはないか?
ハードウェア
耐用年数を超えているパーツはないか?
1台のサーバにアクセスが集中してしまうことはないか?
メモリ容量が足りず、処理が遅くなってしまうことはないか?
ハードディスク容量の利用効率が高くなっていないか?
ネットワーク
バックボーンの回線が十分(帯域が確保されているか)か?
ピーク時にトラフィックが停滞し、パフォーマンスが低下していないか?
ネットワークケーブルに故障はないか?
ネットワーク機器に故障はないか?
ソフトウェア
アプリケーションは正常に動作しているか?
OSは正しく動作しているか?

●設備のチェックポイント

 例えば、設備に関する障害では、熱対策が最も重要なことになります。サーバは電源の出力がそのまま熱として放出されるため、高密度化によって温度が上昇しやすく、サーバの動作に影響を与えます。障害対応のためには、サーバルームやサーバ内部の温度をモニタし、一定以上の温度になったときにアラートを出すような仕組みが必要になります。

 また、自社ビルなどにサーバを設置している場合、全体の電源容量が決まっているため、どこかのセクションで急激な容量を使用すると、電源の供給が一時的に不安定になることがあります。電源の供給量を大きくするには、分電盤の工事などそれこそ大工事が必要です。さらに、ビルの設備点検などで定期的に停電することがありますし、落雷や地震などの影響も建物の設備に依存することになります。一方、賃貸ビルであれば、免震構造にしたり、自家発電を使えるようにしたり、勝手に部屋をリフォームすることもできません。

●ハードウェアのチェックポイント

 ハードウェアも、サーバを構成する機器にメカニカルトラブルが発生することがあり、データを読み出せなくなったり動作が重くなるといった症状が現れます。また、ハードウェアのトラブルは原因の切り分けに時間がかかる上に、直接機器を操作する必要があるという問題もあります。障害対応のためには、CPUやメモリ、ディスクアクセスなどの状況をモニタすることが重要になります。

●ネットワークのチェックポイント

 ネットワークでの障害では、ホームページが表示できなくなったり、メールの送受信ができないなどのトラブルが発生します。この場合も、問題が発生している場所が社内か社外かによって対応が変わり、さらには「帯域が不十分」「短時間で大量のアクセスがあった」「別の部署で大量のトラフィックが発生していた」などの原因で発生することもあるため、原因の見極めが大事です。常にトラフィックの状況を監視し把握するとともに、ログのチェックを行うといった作業が必要となり、担当者の頭を悩ますところでもあります。負荷分散の仕組みを構築するといったことも必要になるでしょう。

 大量のアクセスが発生したときには、システムに十分なキャパシティがないとデータベースが壊れるといった被害に遭うケースもあります。アクセスの集中を想定したネットワーク設計も重要なのです。また社内に原因がある場合は、ネットワークケーブルやネットワーク機器(ハブ、ルータ、スイッチなど)のトラブルも考えられます。まずはpingによりサーバが生きているかどうかを確認し、生きていたら特定のポートにアクセスするなどの手順で問題を特定していきます。

●ソフトウェアのチェックポイント

 ソフトウェアの障害では、アプリケーションが正常に動作しない、サーバが反応しない、特定の機能が使用できないなどの影響が現れます。サーバではサーバOSが動いており、その上に様々なサービス、アプリケーションが動作しています。また、ネットワークを構成するルータやスイッチなどでも独自のOSが動いています。これらのソフトウェアに不具合が発生したり、ソフトウェア同士が競合を引き起こして障害が発生することもあります。原因の特定を容易にするためにも、担当者はサーバ上でどのようなOSやアプリケーションが動作しているか、またそのバージョンを把握しておく必要があるのです。

 このように、ひとくちにサーバ障害といっても、さまざまな要因があります。障害を回避するには、ハードウェア、ネットワーク、ソフトウェアのそれぞれの状況を常に監視し、異常が検知されたときには迅速な対応が必要になります。さらには、これらの要素の定期的なアップデートも必要となるため、いかにシステムを停めずにアップデートしていくかも考えなければなりません。

レンタルサーバが企業を救う!コストや負荷の軽減にも絶大の効果!

 それでは、こうしたトラブルを未然に防ぐにはどうすればいいのでしょう。ひとつひとつ対策を講じるのはコストもかかり、対策に時間もかかります。そこで、ぜひ検討したいのが、「レンタルサーバ(ホスティング)」の活用です。

 ハードウェアもレンタルサーバ業者から借りることで、最新の機器、構成を維持することが可能になります。ネットワークについても、バックボーンの太さや帯域制限などをチェックしておけば、自社に合った使い方が可能ですし、ソフトウェアも、サービス側が用意するものを利用できるので、トラブルを回避できます。

 さらに、レンタルサーバの中で注目を浴びているマネージドホスティングサービスを利用すれば、専任のスタッフがサーバをはじめとする機器の管理、運用を代行してくれます。自社で専任のスタッフを用意する必要がないため、サーバの管理、運用の専任者を置けない企業にとっては大きなメリットとなります。このように、自社でサーバの設備や機器、構築といったコストや手間をかけることなく、短時間で利用を開始できるレンタルサーバは、企業のサイト運営の大きな味方となるでしょう。

 レンタルサーバサービスは数多くありますが、その中で特にオススメなのがNTTスマートコネクトのレンタルサーバ「スマイルサーバ」「Doサーバ」です。例えば、設備においては、阪神大震災クラスの地震を想定した強固なビル構造を確保したデータセンタ環境を用意しており、災害時でもサーバを守ります。

  また、UPSの設置とガスタービン式自家発電機を備え、通信ビルならではの安定した電力供給体制を整備しています。もちろん空調設備も完備してサーバの安定稼働を支えるなど、サーバを使う上で最適な環境がそろっています。ハードウェアの障害についても、スマイルサーバ 専用サーバでは、ハートディスクを 3台標準搭載し、1台はオリジナルデータ保存用、1台がバックアップ用、1台は予備とするなど、サーバの障害を未然に防ぐ工夫が設けられています。

 ネットワークにおいては、複数のIX(インターネットエクスチェンジ)や大手ISPとマルチホーム接続された低障害設計の高速バックボーン(総容量 19.1Gbps)により、コンテンツを国内外に快適に配信します。サーバとバックボーンとの接続回線を専用ネットワークにアップグレードできるのもNTTスマートコネクトのレンタルサーバの大きな特長のひとつです。

 このほかにも、スマイルサーバ大規模キャンペーンサイトパックでは、ホームページに対するアクセス数が増大した場合に、複数台のサーバで処理を分担し負荷を軽減させる「WEBアクセス負荷分散」機能の提供やネットワーク監視のサービスも用意されています。

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ディスク容量の参照ができる管理者パネル
 またDoサーバでは、Windows、LinuxなどOSを選ぶことができ、Webアプリケーションやデータベースプログラムも用意。Red Hat Enterprise Linuxの場合はアップデート通知も可能です。さらに、外部からの脅威に対応するためのセキュリティパッチ対応のほか、ログの取得やサーバの再起動、リモートアクセスによる環境復旧にも対応しています。

 NTTスマートコネクトのレンタルサーバはこのように、ホームページ運用におけるサーバ障害対策にもしっかり対応しています。運用負荷を低減して高い品質のホームページサービスを提供するなら、ぜひとも検討したいサービスといえるでしょう。


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