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活用事例

FM大阪 営業局マルチメディアプロモーション部長 福田一夫

ラジオ事業(本業)に専念できる環境を求めて

Profile

1983年FM大阪入社。番組制作・CM制作・イベント企画の業務でのご活躍を経て、2000年メディア開発部にてFM大阪公式サイトの立ち上げを担当。その後東京支社を経て現職。

時代の流れを捉え、より本業に専念できる環境を構築

当社ではラジオ局として放送事業を進める中、1990年代あたりからInternetの高まりを受け1998年、自社HPが必要と感じ、初めてInternet環境の構築に取り組むこととなりました。
ところがいざ構築に取り組むといっても社内には、Internetに明るい人材がおらず、構築と併せて自社内のスキル向上も含めた教育も必要と感じ、それらを含めたソリューションパートナーを探していました。
そんな折出会ったのが、NTTのハウジングサービスでした。
ご提供いただけたソリューションも技術力が高く、このパートナーであれば、もう一つの課題である自社内の教育についてもお任せできると感じたことが、パートナー選定の理由です。

それから、2000年代に入りインターネットもめまぐるしく進歩しました。
そのころ私は転勤先の東京支社で別の業務に就いておりましたが、過去のつながりから定期的にInternetの新技術に触れたり、情報を得たりする機会も多く、そのたびにインターネットが人々の生活に確実に浸透してきていると感じておりました。
ラジオ局も1990年代後半〜2000年代前半、新たなコミュニケーション手段としてインターネットに着目し、インターネットとの試験的なメディア連動企画や、ストリーミング等を用いたインターネットラジオステーションなどに取り組んできました。

その中で感じたことが、インターネットメディア上でコンテンツを展開する際の権利処理です。本業であるラジオ放送の場合、音源等に関してはJASRACとの包括的な契約を踏まえて、日々の放送を実現することができますが、インターネット上での権利は別ものであり、その権利処理の過程にはさまざまな問題が存在します。
例えば、音源に関する権利をとってみても、その原盤の権利や 出版の権利はレコード会社だけが保持しているものではありません。この点については、一つ一つ権利に関する対応が必要となるのが現状です。この権利処理についても業界内で一定のルールが完全に整理されている わけではなく、誤って利用してしまうとトラブルを引き起こし兼ねない。

そのことからもラジオ局主体で考えると単体でコンテンツの権利を保持しているものは少なく、そのことに今後着手するとなると、それ相応の稼働が必要となることを日々感じておりました。
しかしながら、その反面今後のラジオ業界においては局単独で権利を所有しているコンテンツ等の開発や、権利を2次利用し新たなコンテンツを創造・流通させることも求められるとも感じております。

今回のDoサーバの導入はそれらの背景を受けて、取り組んだことといえます。
ちょうど昨年大阪に戻ってきた私は、今後必要となる本業への新たな取組みへ専念するためには、現在のハウジング運用の稼働を軽減する必要があると感じました。
そんな折に、タイミングよく「Doサーバ」に出会いました。

「Doサーバ」は、「障害対応」や「監視メニュー」を標準装備しており、運用者の稼働を削減してくれることが魅力でした。また、サービスの発展により従来のハウジングサービスと同等に近いレベルのサーバスペックを兼ね備えており、値段も格段と経済的であるというところも選定にいたった理由です。
さらに現用のサーバからの移行も、アドバイスや技術サポートを受けてスムーズに実現できました。

今回の専用ホスティングサーバ「Doサーバ」の導入によって、本来取り組むべき本業に更に専念できる体制が整ったと感じております。

今後のラジオとインターネットの融合の可能性

インターネットはメディアとして捉えられることも多いですが、私は人々にとって生活ツールとしての役割のほうが大きいと感じています。
人は昔から新たなテクノロジを生活になじませながら、使いやすい形で受け入れてきており、インターネットは最近で一番大きなコミュニケーションツールとしてのテクノロジと考えます。

ラジオとの融合性でいえば、ラジオは一方向の音声放送メディアでありリスナーに偶然的かつ共通・公平な情報を提供し、それらに興味をもったリスナーがより深い情報を求めたり、個別の情報検索ニーズを持ってInternetをツールとして利用し情報を検索します。人々にとってこれらの動きはもうすでに一般化された動きであり、すでに目的に応じた使いやすい方法で浸透しています。

そのことからも、ラジオ放送においてもあえてInternetと無理やり連動させたり、インターネット利用を目的とした情報発信に固執したりする必要はないと感じています。

番組制作においても、リスナーが番組においてツールとしてインターネットを活用する必要がある場合は、インターネットを用いて制作するし、必要なければ使わない。物事は単純でいいと思います。

ただし、ラジオは放送業務であり放送業務は人々に正しい情報を伝えるという義務があります。私たちも常日頃ラジオ局として業務を運営していく上での重要な義務として捉えております。

一方インターネットは誰しもが情報を発信できる反面、情報の真実性は閲覧した方の判断にゆだねられるという側面ももっております。このことからもラジオ局はInternetを用いて発信される人々の話題や、ムーブメント等を敏感に捉え、それらの真実性を確認し、共通した情報として遍く広く伝えたり、逆にラジオから共通した情報を発信し、インターネットへ情報の広がりを求めたりと、情報の目的ごとにうまく連動しあうことが重要と感じます。

昨今、インターネット上ではCGM(Consumer Generated Media)の台頭にもあるように、さまざまな方がインターネット上で発信した内容をメディアとして取りまとめ、人々が情報を得るプラットフォームとして提供したりする形態も見受けられます。

ラジオも同じで世の中で情報を発信したいという人々の意見をうまく取り上げ、ラジオ放送を通じて、真実性の高い一般化した情報として取りまとめ、遍く広いリスナーへ共有し、ムーブメントを起こしていけるような動きを、インターネットとの共存により積極的に展開できればと感じております。

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